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本器は、50kPa以下の低い圧力を高精度(±1.5%F.S.(オプション:±1...
本器は、50kPa以下の低い圧力を測定するよう設計された圧力計で、直接、圧力を測定することはもちろん、タンク内の液体の容量、深さ等の測定にも利用出来ます。
但し、圧力エレメント内に測定液が入りますと、性能に狂いを生じますので、そのような場合には、エアパージ法等により、空気などを媒体として使用ください。
主として、カプセル式、ベローズ式の2方式があり、いずれも、圧力エレメントであるカプセルあるいはベローズの圧力による変位を利用するものです。
これらの変位は、精密内機を用いた拡大機構により拡大され、指針に伝えられます。尚、ケースは気温の変化による指示圧力に影響を及ぼす内圧をさけるため、
通気する構造となっております。
圧力レンジ・接ガス部材質・最小目盛:
φ64、φ75カプセル式
圧力レンジ kPa | 最小目盛 kPa | エレメント材質 GL17-671 GL13-1□1 GL19-231 | 接続部材質 | ||
---|---|---|---|---|---|
正圧 | 負圧 | 連成 | |||
0~5 | -5~0 | -2~3 | 0.2 | C5212R | C3604BD 但し、 GL17-671・ GL19-231: CAC203 |
-3~2 | |||||
0~7 | -7~0 | -2~5 | 0.2 | ||
-5~2 | |||||
0~10 | -10~0 | -5~5 | 0.5 | ||
0~15 | -15~0 | -5~10 | 0.5 | ||
-10~5 |
※エレメントと接続部のシールに0リング(NBR)を使用しています。
φ75ブルドン管式
圧力レンジkPa | 最小目盛 kPa | エレメント材質 AN10-1□1 | 接続部材質 | ||
---|---|---|---|---|---|
正圧 | 負圧 | 連成 | |||
0~20 | -20~0 | -10~10 | 1 | C6872T | CAC203 |
0~30 | -30~0 | -10~20 | 1 | ||
-20~10 | |||||
0~40 | -40~0 | -10~30 | 2 | ||
-30~10 | |||||
-20~20 | |||||
0~50 | -50~0 | -20~30 | 2 | ||
-30~20 |
GL13
(1)本器は長野計器社の許可なく、生命維持に関する装置類への使用を禁止します。
(2)本器は圧力導入口に加えられた圧力を計測する目的で製作されており、それ以外の用途への使用を禁止します。
(3)圧力レンジを超える圧力を加えないでください。
【警告】
(4)測定体は腐食性のない気体に限ります。
液体の測定は、著しく誤差が生じ使用できません。
(5)酸素あるいは酸素を多量に含む測定体の場合には禁油処理を施した微圧計を使用してください。
【危険】
一般の製品では内部に油分が残留している場合があり、酸素と反応して発火・爆発の危険があります。
(6)脈動圧力やサージ圧力が計器に加わると著しく計器の寿命を短くします。
脈動圧力の測定にはスロットル、ダンプナ等の絞りを併用ください。
(7)空気抜き穴をふさがないでください。
空気抜き穴をふさぐと、圧力指示に誤差が生じます。
(8)使用温度範囲内でご使用ください。
【警告】
使用温度範囲外で使用されますと計器が故障または破損し、けがや周囲を破壊する原因となります。
(9)取り付けは、本取扱説明書の取付要領に従って確実に行ってください。
(10)計器を取り外す際は、必ずバルブを閉じて測定体が突出しないようにしてください。
【危険】
測定流体が突出すると負傷をする可能性があります。
(11)微圧計内の可動部への注油はしないでください。
(12)製品自体の改造、またはあらたな機能付加による改造等は行わないでください。
尚、修理は長野計器社にご相談ください。
AN10
(1)最高目盛の2/3~1/2以下の圧力測定に使用して下さい。
【警告】
最大圧力(最大目盛の圧力)以上の圧力を加えないで下さい。
圧力エレメント(ブルドン管)が破れると、けがや周囲を破壊する原因となります。
(2)圧力計を取り外す際は、必ず圧力を零(大気圧)とした後、慎重に取り外して下さい。
【危険】
圧力計を取り外す際は、必ずバルブを閉じて測定流体が突出しないようにして下さい。
測定流体が突出すると火傷等の負傷をする可能性があります。
(3)圧力計には手を加えないで下さい。
【警告】
製品自体の改造、及びあらたな機能付加による改造等は行わないで下さい。
(4)接液部材質に対して、腐食性のある測定体には使用しないで下さい。
【警告】
圧力エレメントが破れると、けがや周囲を破壊する原因となります。
(5)酸素測定の場合には、禁油処理をした圧力計を使用して下さい。
【危険】
圧力計の内部に油分が残留していると、酸素と反応して発火・爆発する危検性があります。
特長
(1)用途に合わせ圧力計の大きさ(表示)を選択できます。
(2)シンプルな構造の製品です。
予想されるトラブル | 確認事項 | 原因 | 対策 |
---|---|---|---|
指針が動かない | 微圧計へ圧力(測定体)が導入されているか | 圧力が零である測定体中の異物による配管の詰まり | 配管にフィルターを設置する |
微圧計取付部のバルブは開いているか | バルブが閉じている | バルブを開く | |
誤差が大きい | 測定体及び周囲温度は、微圧計の使用温度範囲内か | 使用温度範囲を超えている | 周辺温度が高い場合は、微圧計の設置場所を変更する測定体が高温の場合は、パイプサイホンなどにより温度を下げる |
微圧計に激しい振動が加わっていないか | 振動による内機の摩耗 | 微圧計の設置場所を変更する | |
微圧計に激しい変動圧力が加わっていないか | 変動圧力による内機の摩耗 | 微圧計の設置場所を変更する | |
微圧計を、配管から取り外した時、指針が零を示さない | オーバー圧を加えなかったか | オーバー圧によるブルドン管の変形 | 高レンジの圧力計を使用するゲージセーバーの使用等、過圧防指止対策をする |
激しい振動・変動圧力が微圧計に加わっていなかったか | 振動・変動圧力による内機の摩耗 | 微圧計の設置場所を変更する | |
指針が振り切れている | オーバー圧を加えなかったか | オーバー圧によるブルドン管の変形 | 高圧レンジの圧力計を使用するゲージセーバーの使用等、過圧防止対策をする |
落下等の衝撃を加えなかったか | 衝撃による指針のずれ、又はエレメントの変形 | 衝撃を加えないように注意する |
Q:使用温度範囲は何度ですか。
A:-5~40℃です。
本器は、50kPa以下の低い圧力を高精度(±1.5%F.S.(オプション:±1.0%F.S.)*)に測定するよう設計された圧力計で、直接、圧力を測定することはもちろん、タンク内の液体の容量、深さ等の測定にも利用出来ます。
但し、圧力エレメント内に測定液が入りますと、性能に狂いを生じますので、そのような場合には、エアパージ法等により、空気などを媒体としてご使用くださいませ。
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